はじめまして.
Atelier36.5℃を主宰しております 野中さくら です.
これからnoteを始めるにあたって、まずは自己紹介をさせてください.

1987年の4月生まれ.牡羊座でもあり、牡牛座です.
デザイナーでもあり、母でもあり、経営者です.
正直、すべてをうまく両立なんてできていないのかもしれません.
それでもこの3つの顔のどの面を切ってもおなじわたしでいること
そして他の顔の言い訳材料はつくらないことを自分自身に約束をして
色んな場面で顔を切り替えて働いています.
そしてそれを楽しんでいる自分がいます.

わたしが屋号を『Atelier36.5℃』としたのは由来があります.
当時2017年の夏ごろ、ネーミングに悩んでいた際に親友に
改めてわたしの印象を聴いてみたところ
「さくらには、人間からも 作品からも
 ”あたたかみ” を感じることができるしそれが魅力的だと思う」
と言ってもらい、それが自信となり、そこを誇れるように
そしてダイレクトに伝わるように、人の体温をモチーフにしました.
そして屋号を備えたのは、自分自身がお腹に息子を宿しているときでした.

なので、Atelier36.5℃というのは
人の温かみがわかるデザイン会社で在り続けたいという自分への約束.
モノづくりをする人の体温は、ちょうど子を宿した妊婦さんの体温が少し高いのと同じくらいすこしあったかいということの象徴でもあり、
あとは、私自身が少しアツい人間なので「常にちょっと冷静にね」という自制をかけている意味もあります(笑)


私がこの世で一番嫌いなものは「固定概念」です.
母だから母親らしくいなければならない、とか
デザイナーだから家庭との両立は難しい、とか
そういう既成概念をつまらないと感じてしまうタイプです.
なので、わたしは母らしい服装や格好は意識せず、自分らしい生き方で服を選びます.
固定概念に縛られた途端、わたしたちデザイナーは発想力を失います.
“ものの見方を変える“ことから新しいデザインは生まれると信じているからです.

その原体験となったエピソードが3つあります.

一つ目は、17歳のころに通っていた美大予備校の時代.恩師から
「今日帰る電車の中で、いつも見ている景色の中からデザインの材料を探しなさい。おまえたちはプロを目指すんだからどんな平凡な日常からも
よーーーーーく観察をして、あたらしい着眼点をもちなさい。
それをデザインのネタにしてストックしておきなさい。」と言われてから
帰りの電車の風景が変わって見えたことが一つ目.

二つ目は、父親の死.
同じ17の頃でした.一番身近な人が亡くなった夜の月が、こんなに残酷に見えるんだと思ったのを今でも覚えています.あんなに優しかった父が、頑張ったのに父が、死んでしまった.わたしはこんなに悲しみに暮れているのに世の中は相も変わらず動いている.
いつもと変わらない風景のはずなのに、こんなにも変わって見えるのかと.自分の心響によって情景が大きく変わることを深く感じました.

三つ目は、息子を生んだ日.
もっと詳細に言うと退院の日の帰り道、タクシーから見た車窓風景です.
ああ、これからわたしは母になる.ちゃんとやっていけるだろうか?
あぁ、でもこの子はしっかりと抱いていないと今にも生きていけなくなる.
なんて可愛くて愛おしくて…この子とどんな人生が始まるんだろう!と
何年も見慣れてきた景色が、日常が、希望にあふれてキラキラ輝いて見えたことに自分でも驚きました.

つまり、固定概念に縛られていては、自分の人生も楽しめない.
人を幸せにすることもできない.
わたしはこの3つの体験からそう悟ったのです.

私の信念は「自分の人生を楽しむ」こと.
それは自分の大切な人を喜ばせるために自律を保ちながら、自分の喜びを叶えること.わたしの喜びは、目の前の大切な人が笑顔でケタケタと幸せそうに笑っていることなのです.
小学校6年生のころから将来の自分に向けて
『みんなを喜ばせて、幸せな気分にさせる世界の有名デザイナーになる。』
という手紙を残すほど、この信念は固いものだと思っています.
逆に、当時の自分に嘘をつかないためにただ躍起になっているだけのかもしれませんが(笑)

ですがわたしはなかなかネガティブ思考なところもあり、自分の人生を楽しめないことが多かったのです.そんな自分自身と上手く付き合えるようになったのもつい最近.いや、まだまだ上手とは言えないのかもしれない(笑)
人より過敏に人の気持ちに反応してしまうので、自分への約束ごとはなるべく自分が顔を上げていられるような約束にしています.

そうでないと、仕事の悲しみが育児に影響し、家族の悲しみが経営にも影響してしまう.
なるべく人とも、3つの役割をもつ自分とも、いい影響で共鳴し合えるような、良い響きを持った人間になりたいのです.

デザイナーをやっていてよかったなと思います.
デザイナーはうそをつけない.
偽り通そうとおもっても、作品性に自分の心の中で響いたことが現れてしまいます.

なるべく自然に、なるべく適温に、ちょっとは熱いところを見せつつも
最後には心地よい空間を提供するのがわたしの使命だと感じています.

そんなわたしですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします.
少しずつ、発信力を伸ばそうとしている今日この頃です.
noteはいい練習場になるのでしょうか.

次回、わたしが生業の中心とする「商空間デザイン」についてお話したいなと思います.